日本の大学入試制度 | ぶっちゃけ変えた方がいいでしょう
世界の大学を評価する機関って何か所かあるようなんですが、先般、2019年6月19日にイギリスのクアクアレリシモンズってところが、世界大学ランキング2020を発表したらしいので、ホームページ見に行ってみました。
【世界大学ランキング2020】
参考
22位 東京大学
33位 京都大学
58位 東京工業大学
各国の入試制度
そこで、下記の大学を中心に、各国の入試制度を調べてみました。
(尚、私立、公立の区分け等は深掘りしていません。又、不備もあるかもしれません、ご容赦下さいませ。)
3位 ハーバード大学 (USA私立)
4位 オックスフォード大学 (イギリス公立)
6位 チューリッヒ工科大学 (スイス国立)
16位 清華大学 (中国国立)
29位 オーストラリア国立大学 (オーストラリア国立)
53位 PSL大学 (フランス国立)
55位 ミュンヘン工科大学 (ドイツ公立)
3位 ハーバード大学 (USA私立)
下記、必要な書類を提出し、面接を受けます。
- 願書
- 高校の成績証明書
- エッセイ(作文)
- 推薦状2通
- Scholastic Assessment Test(大学能力評価試験)教科別テストのスコア
(通称SAT。アメリカの全国共通テスト。年に7回実施され、大学には一番良いスコアを提出できる。マークシートおよび小論文。)
MITもそうですが、ハーバードも独自試験はありません。
事前にSATっていう試験を受けとけばいいんですね。
4位 オックスフォード大学 (イギリス公立)
下記、必要な書類を提出し、面接を受けます。
- 願書
- 志望動機書
- 推薦書
- 成績証明書
A-level(英国の大学入試センター試験)の成績により決定。年に2回実施。
他にも国際バカロレア(IB)やアメリカのSATなども認められている。
6位 チューリッヒ工科大学 (スイス国立)
あまり馴染みがないかもしれませんが、著名な卒業生としてはX線を発見したヴィルヘルム・レントゲン博士、相対性理論のアルベルト・アインシュタイン博士が有名ですね。
今までに、21名のノーベル賞受賞者を輩出しています。
スイス国内の大学入学資格(Matura)を持てばよい。
また、GCSE(英語版)などの試験で一定の成績を修めるか、一定の学力を持った留学生にも門戸を開放している。
16位 清華大学 (中国国立)
6月の大学一斉入試、全国普通高等学校招生入学考試で入学判定する。
通称「高考」って言います。
高考は2日間実施され、国語・数学・外国語が必修、それ以外に選択科目を受験する。
高考は省ごとに実施され、大学の定員も省ごとに振り分けがあるとか。
29位 オーストラリア国立大学 (オーストラリア国立)
高校卒業時に、各州で実施される「統一卒業試験」で入学判定する。
53位 PSL大学 (フランス国立)
原則として、バカロレア取得者は 希望する大学の第1期課程に無選抜で入学できる。年1回。
国際バカロレアとは、スイスのジュネーブにある非営利団体。
大学入学資格試験。
55位 ミュンヘン工科大学 (ドイツ公立)
- 志望動機
- 面接
- ギムナジウム時の成績
- アビトゥーア
ギムナジウムとは、8年生の中高一貫のようなもの。
アビトゥーア試験とは、州ごとに実施される大学へ進学するための資格試験。
アビトゥーアを取得すれば、何歳になっても、定員が許せば希望する大学、学部に入学可能。
志願者が定員を上回る場合は、アビトゥーア試験の成績を加味したり、もしくは「待機」がある場合もある。
各大学ごとの入試って必要ですか?
こうして見てみると、面接は別にして、受験生の学力をはかる個別試験を導入している国はほとんどない事が分かります。
日本の個別大学試験制度ってのは世界的に特異な入試方法であることが分かります。
各大学の独自性って試験ですか?
例えば、「この試験問題に高得点を取ったので、あなたは本校にふさわしい人材です。」
って理屈あります?
高校の勉強で、早稲田大学生にふさわしい学習とか、明治大学生にふさわしい学習ってあります?
大学の独自性は、その受験生がそもそもその大学を選んだ事が独自性ですよ。
各大学の特徴の話も同義だと思うんです。
各大学の特徴って、大学のプログラムじゃなくて、その大学の職員、学生、卒業生が作り出すもんだと思うんですよ。
入試の選択肢、多すぎませんか?
まさか東大まで、推薦入試を実施するとは驚きでした。
入試の選択肢が多すぎて、受験生はやらなきゃいけないこと多くないですか?
推薦やらAOやらで、面接対策や小論文対策。
推薦って言っても、「指定校推薦」と「公募制推薦」がありますよね。
やれ国立の共通テスト対策やら、2次対策。
私大も、センター試験利用が2科目だとか3科目だとか、もしくはオーソドックスな一般試験。
各大学もしくは学部の過去問解いて、各学校ごとの傾向見つけなきゃいけないんですよ。
もちろん、全部対策してたら身が持ちませんから、絞るんでしょうけど。
こういった多様な入試制度の理解をして、どれを目指してって考えるのがそもそもストレスじゃないですか?
時間の浪費ですよ。
受験費用が掛かりすぎじゃないですか?
多岐にわたる入試対策のための塾などのコスト。
各大学各学部の赤本代。
皆、複数校受験しますから、受験料も高額です。
実際は学内併願とかもあるんでしょうが。
地方に入試の会場を設定している大学ばかりじゃありません。
地方在住者は、2月中、ホテルをとって、何回も上京したりするわけですよ。
ホテルの予約も簡単じゃないです。
結構時間掛かります。
これもコストですよ。
交通費だってバカになりません。
人生経験って言えば聞こえはいいけど、この経験するんだったら地域でボランティアした方がよっぽど建設的だと思います。
そんなに受験料で儲けたいですか?
入試制度は分かりやすくすべき
実力を見る尺度は、欧米の大学のように、共通の試験を課してみればいいでしょう。
今も、文部科学省的には、センター試験の利用を促している雰囲気は感じますよね。
民間の英語検定試験の結果を使う方向性もありますよね。
そんな中でも、文句つけてる大学ってありますよね。
各大学の用意する英語試験より、TOEICやTOEFLの試験結果の方がよっぽど客観的に優れていると思いますけど。
基準がバラけるなら、対象の検定を絞ればいいだけの事。
複数回受験可能な、民間の英語検定試験代が高額で、金銭的な面で不利な受験生もいるって意見もあります。
だから尚更、大学ごとの個別試験を止めればいいんじゃないでしょうか。
高校の成績やら、その他の項目をどう評価するかは各大学の自由だし、そこが大学の特徴にもなりえますね。
とにかく分かりやすくすべきですよ。
中国のように一発勝負もいいですよ。
公平で分かりやすい。
そんなに、各大学の入試方法にこだわるなら国からの補助金もらわなきゃいいんですよ。
その場合、どんな入試方法だって構いません。
方々の医学部のように、男子有利にしたって誰も文句言いません。
選考方法をオープンにしていればいいだけの話でしょう。
そういった大学を評価するしないは別の話ですけど。
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