受験で成功するには成功者に聞け!それが合格への第一歩
大学受験でも高校受験でも一緒ですが、受験で成功するにはゴール出来た先輩に聞くのが最短です。出来るだけ遠回りせずに、最短で駆け抜けましょう。
「生涯学習」は楽しいけど、リミットが決まっている「受験勉強」は普通、苦痛です。
「苦痛」回避のロードマップの第一歩は、紛れもなく「情報収集」です。
早めに行動を起こさないといけません。例えば、「文理選択」にしても現に高校1年の夏には学校から打診がありますよね。「情報収集」を先延ばしにし、「知らなかった」ことで、予想外のコストと時間と労力の浪費を覚悟しなければならないかもしれません。
受験なんてまだまだ先の人、そしてその親御さんに向けて書いてます。早めに敵を知って効率的に備えましょう。
情報収集が勝負を決める
受験科目の選択はよーく考えて
抽象的な言い方ばかりじゃ、読んでいても疲れると思うのでワタクシの具体的なエピソードをまずご紹介します。肩の力を抜いてお付き合いください。
昔話で恐縮なんですが、ワタシ、高校の時、「地理」が大好きだったんです。
「地理」は高校2年で既に履修し終わっていて、高校3年で履修する「日本史」より有利じゃんって思った事もあったんですが、高校の地理の先生が、たまたまマニアックだったんです。
教科書をのっぺりと進める授業じゃなくて、いわゆる「脱線」(実際に先生が各地旅行して感じたこと)した話がおもしろかったんです。
当たった先生が触媒となり、各科目に好き嫌いが出来る。
よくある話です。
「地理」は、世界各国の首都でもない2番手、3番手の町の名前や鉱山の名前を覚えなきゃならないのは事実です。チリの銅鉱山チュキカマタ。 チュキカマタはまだいいか。
エスコンディーダ・・・無機質ですね。
でも、いわゆるムズカシイ問題ってのは、推測で解きますね。人種や民族、言語や宗教。気候や海流、緯度や地形など複合的に考え併せて答えを導く。それが面白かったんです。
大学受験は「地理」で受験しました。
国公立の2科目目じゃなく、私文です。
高3の夏頃でしょうか。受験校決めるにあたって大変困りました。
そう、ご存じの方も多いと思うんですが、「地理」で受験できる大学、学部は少ないんです。
知りませんでした。
調べてみたんですけど、2019年の現在でも同様ですね。「地理」で受験できる大学学部は圧倒的に少ないです。
志望校は調べていたんですけど、第二志望、第三志望まで調べてませんでしたよ。
私大志望の方は、「日本史」か「世界史」にするべきです。
さらに悲劇はこれだけじゃないんです。
同じく「地理」の話で恐縮ですが、そんなわけで、得意だった地理で受験しましたよね。
ある学部の地理の試験が終わって、「間違いなく終わった」と思ったんです。
それは、絶対の自信を持っていた地理の試験が簡単だったからなんです。たぶん1問しか間違えていません。
で、地理の試験の評価をどうするか、って話です。
つまり、「日本史」で受験した学生の80点と「地理」で受験した学生の80点をどう評価するかって問題です。
これ大学学部によって違います。
得点をそのまま評価する方法と、偏差値換算や得点調整って言いますが、偏差値に引き直して評価する方法と、2パターンあります。
よって、簡単な問題、つまり得点差がつかない問題が出題されてしまった暁には、後者の偏差値換算に引き直された場合、いくら得意科目にしている場合でも他者にアドバンテージは付けられません。
ですから、いくら国語と社会が同じ配点でも、主要科目に力を注いだほうがいいです。
受験制度もよくよく調べよう
さて、大学に入学しました。
ある日、学内で高校の同級生にばったり会いました。
同じクラスだったこともあるし、密じゃないけど知らない仲じゃないって関係でしょうか。彼も学部は違えど同じ大学だったんですね。
いやー奇遇です。
いやいやそうじゃなくて・・・なんでいるの?
彼、自己推薦で早々、秋には決まってたとの事。
???「自己推薦」って何よ?
「学校推薦」は聞いた事ありました。
成績がいい奴は学校からお呼びがかかるんでしょ。でも、定期テストで相当いい点とらないとダメだよね。学年で一桁くらいなの?選ばれちゃうの。
まー無理っしょ。
そう思ってました。
「自己推薦」とは何ぞや。
(自己推薦って日本語おかしくねーか?それ正しくは立候補だろ!)
彼によると、内申が3.5とか4とか平均があれば、自分で手を挙げて推薦枠で受験出来るとの事。
えー知らなかったんですけど。内申4くらいなら定期テスト真面目に受けていればそんなに難しいハードルじゃない。ワタクシ高校時代、そんなことも知らずに赤点さえ取らなければいいでしょ、くらいしか考えてませんでした。
高校によって差はあるんでしょうが、内申で4とるのと、大学を一般受験して合格するの、労力100倍違いますよ。
いや、測定不能ですよ。
「お前、どうして推薦で決まったって(高校在籍時)言わなかったの?」って聞きました。
「みんな勉強やってるのに悪いからさ~~~」
なるほど、情報収集不足、ワタクシの不徳の致すところです。
調べておかなければならない事 その1 自己分析
「自己分析」
簡単じゃないけど、これやらなきゃしょうがないですね。
希望や方向性だけでも決めていかないと始まりません。
もちろん追々の軌道修正や転換も人生には付きもんです。
その2 志望校のこと入試制度のこと
学校や学部の新設、再編
人工知能(AI)やIoTといった情報技術の発展分野を見据えて学部新設があったりします。
また、公立で初となる専門職大学(静岡県立農林環境専門職大学)も2020年に新設されるんですね。
民間の英語資格検定試験の導入
まだふらふら固まっていない印象ですが、国公立大では20大学が一般入試で民間の英語資格検定試験を利用するとか。
私大では約3割方の大学で利用するとか。
英語資格検定試験の利用って言っても、方法はさまざまで、スコア・級を個別試験やセンター試験の英語の得点に置き換えて利用する方法、スコアに応じて一定の点数を試験得点に加える「加点」法、もしくはそもそもの「出願要件」に利用する方法などがあります。
入試制度
学校推薦・自己推薦・AO入試の枠設定や試験科目も押さえておきたい点ですね。
東大も推薦枠を設けたのは驚きのニュースでしたが、一部の国立大学では、一般入試を廃止して、推薦やAO枠しかない設定しない大学も出てきています。
その3 入試試験について
入試問題対策
過去問を早い時期に当たるのは必須ですね。
合格体験記
科目ごとに、この時期、こんな勉強をしました。この参考書や問題集を使いました。勉強のやり方はこうしました。モチベーションはこうして維持しました。これ、知りたいですよね。
娘が高校から、「高校通信」的なものを持ち帰ってきました。
合格体験記が載っていました。
大体、下記のような内容が載っていまして、非常に参考になりました。
- 進学先
- 併願校
- 志望した動機
- 科目ごとの勉強のやり方
- 利用した参考書や問題集や教材
- 取り組みの時系列、かかった時間
- 受験校対策
- モチベーションの維持方法
この辺の情報を頭に入れておくと、より効率的に勉強できると思います。
ググって情報収集しておきましょう。
下記は合格体験のリンク集です。もちろん各社の宣伝も入っちゃってますが、なるほどと共感できる点を参考にしましょう。
合格体験記へのリンク
- 高校生のためのZ会
請求しないともらえませんが、合格体験が10数人分載った結構詳しめの冊子などが届きます。
・「合格体験記」
・「知っておきたい2020年からの大学入試」
・「東大もしくは京大入試徹底解剖」(希望者) - 【進研ゼミ高校講座】
- 【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服
- 河合塾
・東大塾
詳細情報アリ。でも、残念なのは東大・京大・医学部・早大・慶大しかない事。・河合塾生の合格者インタビュー
合格体験記は6,227名あるが、内容はあいさつ程度。
リンク先の合格者インタビューの方が、短い動画だけど感じるものがあるはずです。 - 東進生の合格体験記
中学講座でも高校講座でも、各サイト上部のメニューバーに「合格体験記」ってあります。都内の私大だけでも150人以上の投稿があります。ほとんどの大学を網羅してるんじゃないでしょうか。結構多岐に渡った回答ですが、箇条書きなので感情表現が不足して感じられるかもしれません。
ページ左上のスタディサプリのロゴをクリックして、さらに「スタサプで大学受験対策をする」をクリックで、上部のメニューバーに「合格体験記」ってあります。インタビュー形式で30数人。わりと突っ込んで語られていると思います。
1,242名分収録。但し、内容は淡泊かな。
「受験の叡智」って本もおすすめです。
勉強法やスケジューリングなど、詳しく載ってます。増版を重ねていますので、定評があるのは理解出来ます。
高校1,2年生や2021年からの新試験制度にも対応!
まとめ
本当は、学校の先輩に最新の情報を、根掘り葉掘り聞きたいところですよね。言葉で聞いたほうがニュアンスも伝わりますからね。でも、卒業後に学校に来る先輩っていやしませんよね。
部活の先輩くらいでしょうけど、それでも新3年生に気を使って先輩面して顔出す卒業生はほとんどいません。
ただでさえ、勉強や課外授業で忙しいと思います。早めに対策しておきましょう。
- 自己分析
- 進学先のこと入試制度のこと
- 入試試験のこと
高校受験も同様です。こちらに詳細記事がございます。
どうぞご一読下さいませ。
都立高校の入試結果を分析してみる!傾向と対策
「情報武装」って言葉がありますね。
今も昔も、情報は無くてはならない武器の1つですね。
ですから米中のファーウェイ問題は、情報の次世代プラットフォーム争いというコアな戦いです。
この問題も、勝負はすでに決まっているのかもしれませんよ。
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