コラム

日本人が英語を話せない理由 |今のままでは習得は一生ムリ!

小学生,通信教育,比較

ワタシが思う、日本人が英語を話せない理由を述べたいと思います。
簡単です。英語を話す必要がないから。英語を勉強するモチベーションがないから。

 

以上です。

 

ホント、これだけです。物事の本質は実は簡単明瞭です。

 

では、以下で、どうしたら日本人が英語を話せるようになるか、考えてみたいと思います。

 




教育行政が悪い?

まー例によってワタシも英語が喋れません。うちの子供たちも英語が苦手です。
会話重視の教育指針に沿って、最近は英語のネイティブ先生が、申し訳程度に派遣されてくるそうなんです。子供たちに聞くと、小学校ですと英語ネイティブ先生が週一で、中学校だと同じくネイティブ先生が月一で現れるんだそうです。そんな具合ですから、なんか、「教える」って感じじゃなく挨拶中心で世間話的なのをしゃべって帰るそうです。

 

そんなネイティブ英語教師と日本の教師が英語でうまくコミュニケーションをとるのは、うちの子供たち3人とも、見たことがないそうです。

 

うちの長女が目撃した、ネイティブ教師と中学の英語の担当教師の会話風景をお教えしましょう。ネイティブ教師に話しかけられた中学の英語の担当教師は、カタコトの単語の連発と、そして普段見たことがないくらい両手が動いていたそうです。

 

補足ですが、日本の学校の先生の英検(他民間英語検定試検含む)の取得率というかレベルというかご存じですか?

 

中学校の英語担当教員のうち、民間英語検定試検によりCEFRのB2レベル以上のスコアを取得している人は全体の36.2%。高校の英語担当教員で同じくB2レベル以上の人は、全体の68.2%です。
ちなみに、CEFRのB2レベルとは、英検で言えば準一級レベルになります。

 

逆に言えば、中学校の英語担当教員の63.8%、高校の英語担当教員の31.8%は、驚くべきことに英検2級以下という事になります。
文部科学省HP-平成30年度「英語教育実施状況調査」概要からのデータになります。

 

 

 

ちなみに、ちょっと別の観点になりますが、小学校で英語を教える教師のうち、中・高等学校の英語免許状を所有している人の割合は、5.9%です。
ただこれはちょっとややこしい問題です。
教育学部卒の先生と専門学部卒の先生とがいて、特に小学校では、生活指導が的確な先生の方が、学校としても保護者にも求められてる人材のような気がします。

 

 

高校の科目も、変わってきています。ワタシの頃は「グラマー」とか「リーダー」とか言いましたが、今は「コミュA」やら「英語表現」やらって言います。まもなく大学入試も「大学入学共通テスト」に変わりますが、「センター試験」でもそうですが、「英語が聞ける話せる」に学習のポイントが変わってきました。
実はこれ、いわゆる「総合的な英語力」って観点からすると、昔より下がってきている、と評価する専門家は多いです。

 

2020年教育改革って言われています。教育指導要綱が変わりました。教育指導要綱っていうのは10年スパンで変わります。共通テストが導入されました。小学生から英語を勉強するようになりました。文部科学省のHPで、教育指導要綱の変遷も見れますよ。デジャヴかって言うぐらい、指針がループしてますよ。私見を言います。今回も何も変わらないでしょう。切り口は変わっても、「日本人が英語を使える」という命題には達しないでしょう。有史以来、数万回の会議と、相当の予算がつぎ込まれています。無駄です。

 

 

大学受験制度の変遷

  • 1979年 共通一次試験開始
  • 1990年 大学入学センター試験開始
  • 2006年 英語にリスニング試験導入
  • 2020年 大学入学共通テスト導入

 

勉強法が悪い?

英語が話せないのは、聞けないから。だからリスニングが一番大事でしょう。本場の発音を習うのはやっぱネイティブ教師からが必要でしょう。いやいや、中学生から始めるんじゃ遅いんじゃない。小学校から英語に親しみましょう。話せないのは日本人がシャイだから。間違ってもいいから大きな声でスピーキングしましょう。英文法にとらわれず、英単語を適当に並べてコミュニケーションをとりましょう。まずは知っている英単語の数が絶対数に達していない。いやいや、英文法が先でしょ。Duolingoがいいらしい。BBSのニュースがいいらしい。NHKのラジオ英語が鉄板でしょ。

 

果たして、勉強法に正解はあるんでしょうか?
ないでしょう。人それぞれです。

東南アジアの方の英語力が高い理由

 

データはないです。ワタシの勝手な先入観ですが、フィリピンやシンガポール、インドネシアの方の方が英語がしゃべれるイメージがあります。フィリピンは英語が第二公用語だったかな。そうじゃなくても、中国や韓国の方の方が英語がしゃべれるイメージがあります。

 

なぜか?
考えられるのは、英語をしゃべる人が、街にいっぱいいるから。輸入品が多いから。映画はそのまま字幕なしで上映されているから。英語で授業が行われているから。公文書が英語だから。
そして、これが一番大きいかもしれませんね。普通に働くより圧倒的に高給がもらえるのは、競争率は高くなるが大手企業や外資だから。

 

日本人が英語を話せない理由

日常生活に困らないから。
英語が話せなくても何ら生活に支障がありません。圧倒的数の国内企業では、英語が話せるからってトビきり高給がもらえる訳ではありません。英語はそもそもツールですからね。

 

国家として、日本人の英語力は上がった方がいい?

グローバル経済の中で「貿易立国として成り立っている日本」としてとらえるなら、もしかして今のままでは、日本人の英語力は物足りないかもしれませんね。

 

でも本当に、国家として、日本国民の英語力が必要って、日本の中で何人が思ってます?
思ってないんですよ。
よーく考えてみてください。

 

 

実は、日本のGDPに占める内需率は世界の中でも高いんですよ。下から数えた方が早いです。
ですから内需率に対して、貿易依存率は実は低いんです。
20%台じゃないでしょうか。

 

という事は、英語を話せなくても済むドメスティック企業(国内だけで十分成り立つ企業)が多いという事です。日本の人口が1億ですから、ある程度国内で回ってしまうんですね。
(あくまで、世界各国との相対的な割合になりますので、GDPが世界3位だという絶対数も無視は出来ませんが)

 

 

(論旨とは、ちょっと逆説になるので書こうか書くまいか迷ったんですが、あくまで仮定の話ですが、既存のドメスティック企業が将来、国外にも目を向けるって事なら話は変わります。)

 

 

又、矢面に立たされてる文部科学省もいい迷惑ですよ。

 

学校教育で10年間、英語習ったのに何でしゃべれないんだよ。
いやいや、受け身の姿勢で学校に行ってただけなのに、英語がしゃべれるようになりましたって、逆に神ですよ。ありえません。
そりゃ、「教育を受ける権利」って憲法にも謳っちゃってますから、教育現場におけるその効率については問題山積でしょう。でも、日本人が英語を使えない、最大の問題ではありません。

日本人が英語が話せるようになる仕組み

外的要因で、国民が英語を話せるようになる、英語力が上がる方法。
それは、英語が分からないと困る環境にするって事ですね。

 

例えば

  • NHKの教育番組は半分が英語放送だ
  • 朝の連ドラも大河ドラマも7時のニュースも英語でしか放送しない
  • 大学受験の英語の試験は、ある1つのテーマでネイティブと10分間、ディスカッションする
  • 大学の授業はある一定数、英語で行われる
  • 大学の卒業論文は英語のみ
  • 映画の日本語字幕は禁止
  • 移民の受け入れを増やす

 

まー極論もありますが、いくらでも考えられるでしょう。

 

 

ワタシの友人で英語がしゃべれる奴がいます。
堪能かどうか、レベルの高低もワタシには判断はつきませんが。
1人は、総合商社に就職した奴、もう一人は、医療機器の専門商社に就職した奴。
2人とも、学卒時は、英語がカラッキシでした。

 

総合商社の友人は、会社から「3ヵ月で英語をマスターせよ」と言われ、毎晩英会話の勉強したそうです。専門商社の友人は、会社から1ヶ月間、アメリカに留学させられました。二人に共通しているのは、英語をマスターしなければクビだと言われたそうです。

 

英語教育の一端は、企業が行っています。
というか、学生が英語をしゃべれるようになって、一次的に誰が得をするか?

 

企業です。

あなたやあなたのお子さんが英語を話せるようになるには

例えば、あなたやあなたの家が、鎌倉や川越の商店街でお店を営んでるとしましょう。インバウンド効果で、あなたのお店の前の通りにも数多くの外国人が歩いているとします。
あなたが英語が話せれば、売上が倍になるかもしれない、と考えるでしょう。
もしあなたが職人であれば、自作した商品のすばらしさをぜひとも海外の旅行者にもアピールしたい、と考えるでしょう。
必要は発明の母です。

 

この例えも、外的要因が大きく含まれるとは思いますが。

 

 

内的要因から英語を習得するには、個人のモチベーションの設定いかんです。

  • 海外に移住する
  • 海外で仕事をする
  • まだ、日本では目新しい趣味で、英語の本や海外ネットでしか情報を得られない
  • 映画監督になってハリウッドで活躍したい
  • 自分の作品を海外で売りたい

 

 

つまりですね、ワタシや多くの皆さんが思いつく程度の英語習得のモチベーションじゃダメってことですね。

  • 映画を字幕なしで見たい
  • 英語の歌詞を理解したい
  • 外国人に道を聞かれたら、こそこそせずに、教えてあげたい
  • たまの海外旅行で英語でコミュニケーションを取りたい

 

ミッションに対する期限もレベルもあいまいですね。
これじゃ、一生、英語はしゃべれません。
逆に、この程度の目標設定で、英語がしゃべれるようになったら、奇跡だと思いませんか?

 

 

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本当に英語を習得したければ、よんどころない目標設定をしましょう。

 

まだ学生でしたら、英検でもTOEFL でも短期目標にするのがいいと思います。
こういった民間の英語試験を目的と考えず、 途中経過の判定装置として利用するのが本当の使い方かもしれませんね。

 

 

以上、多少でも一理あるって部分がございましたでしょうか?
今後の英語習得の一助になれば幸いです。

 

 

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