ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ | おすすめ3冊はこれだ!
子供が楽しんで、勉強にもなる学習漫画を紹介します。
今回は、「ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ」です。
本当は、こどもがランキングすべきかもしれませんね。でも小学4年の息子は、漫画の部分だけしか読んでないと言っても過言ではないんです。ですので、一緒になって読んでるワタシのおすすめを紹介しますね。
ただ、子供の興味は半端ないです。
よく手に取ってます。
全部は理解出来なくても、多分ちょっとだけ新しい知識に触れただけで、息子なりに成長を感じてるんだと思います。
さらに半年後、一年後又読んで、そのたびに知識を増やしていってくれればそれでいいです。
ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズの紹介
「ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ」は、5教科の担当です。
中でも、国語が充実しています。
- 国語
- 算数
- 英語
- 道徳
- なぞなぞ
タイトルにもよりますが、小学生低学年位からが対象です。もちろん個人差はあると思いますが、中学生でも大人でも楽しめます。全文、ふりがなはふってあります。
さて、どれから読もうかな?
ちびまる子ちゃんの暗誦百人一首
「ちびまる子ちゃんの暗誦百人一首」を、一番におすすめしたいと思います。
構成は、こんな感じです。
- 一首づつ、意味、解説、そしてまる子登場4コマ漫画で描かれています。
- 歌人の伝記まんが(紫式部、清少納言、藤原定家など)
- 百人一首の歴史
- 暗誦新聞
- 百人一首ものしり事典
- 百人一首Q&A
さて、数首紹介します。
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
天智天皇
解説
百人一首の第一首目は、日本の秋、黄金色の実った田んぼの景色から始まります。天皇が田んぼの中の仮小屋で稲の見張りをしたとは思えません。農民の立場になって、その労働の厳しさを思いやった歌なのでしょう。毎日お米を食べている私たちですが、水田の風景をあらためて思うことはあまりありませんね。けれど、こういう歌を通して、実った稲、秋の冷気と夜露といった日本の原風景のひとつを感じてみてください。(中略箇所あり)
在原業平朝臣
意味
神々の世であった昔にも、聞いたことがない。龍田川の水面に紅葉が散り敷いて、川の水を鮮やかな真紅のくくり染め(しぼり染め)にしたとは。なんという美しさだろう。
「からくれなゐ」、もう使いませんが、素敵な響きですね。美しい日本語の表現です。本書では、「からくれなゐ」ってどんな色?なんでそういうの?が解説されています。
小野小町
意味
サクラの花の色はいろあせてしまったなあ。むなしく長雨の降る間に。そして、私の容貌も移ろい衰えてしまった、むなしく恋のもの思いにふけってる間に。
いえいえ、瞬間の美しさを表現するのにこれ以上の言葉はありませんよ!
この辺にしときましょ。
漫画や広瀬すずちゃん主演の映画も大ヒットしたちはやふる。その影響からなのか、昨今は、高校のかるた部が大人気ですね。高校のHPトップにトピックされてたりします。
小学校でも、5年生位からですかねー。娘が学校でのかるた大会の為によく暗誦してました。
本書冒頭は、永六輔さんが寄稿しています。
暗誦することの楽しさ、大事さを説いています。
著者は歌人の米川千嘉子さん。
あとがきで述べています。
今は意味が分からない歌でも、いつか歌の扉がふっと開いて、ああ、あの歌はこんな気持ちだったのかと分かります。それは千年も前の人と心を共有できることの不思議な喜びであり、人生の時々の慰めになり、そして心のぜいたくにもなるのです。
ワタシ、感動しました。
一つづつ言葉が丁寧に書かれ、歌への愛情が淡々と平易に描かれています。
とてもいい本です。
ちびまる子ちゃんの慣用句教室
「ちびまる子ちゃんの慣用句教室」を2番目におすすめしたと思います。
続編も出ています。
慣用句って「相づちを打つ」「揚げ足をとる」とかですね。
200近い慣用句が取り上げられています。
構成はこんな感じです。
- 慣用句の意味
- 使い方
- まる子ちゃん登場4コマ漫画
- 類義語や時代背景など
冒頭は、立川志の輔さんが「ガッテン」に絡めて寄稿しています。
ものを頼まれたとき、ただしぶしぶ「分かった」って言うんじゃなくて、「ガッテンしょうちのすけ」って言ってごらん。そうすると、おこづかいが一杯もらえたり、友達がたくさんできたり、みんなが笑ったり、こいつは頭がいいなって思われるよ。得をする言葉を一杯覚えてね。
さて、数フレーズ紹介します。
意味はご存じですよね。でも、何で一か八かっていうかご存じですか?
「丁か半か!」って言葉もありますね。さいころの掛け目で、丁は奇数、半は偶数。「丁」の字を見てみましょう。上の方に「一」が、「半」の上には「八」がありますね。この一と八をとって「一か八か」って言うんだそうです。
囲碁の対戦で、弱い方が石を先に一つ置いてから始めます。それで一目置くです。
用意していたより多く、お金を使ってしまう事。「足」とは、取引の時のお金の不足分を指す言葉なんですね。
昔の建築は、釘を使わず、材木に彫った切り込みを、はめ合わせて組み立てました。しかし、江戸時代になると、念のため、釘も使うようになり、このような言葉が生まれたそうです。
サバは傷みやすいので、捕ったら早く数えなければなりません。早く数えると、よく間違えます。数が合わなくなります。それを利用して自分の都合のよい数にしてしまうのが語源だそうです。
著者は学習院名誉教授の川嶋優さん。
りくつで伝えるのではなく、頭の中に絵をえがくように伝えるのです。この方が、ぴたりと伝わります。
「慣用句」って「百人一首」に比べれば、言葉自体は簡単です。でも奥が深いですね。時代とも大きく関わっています。
ちびまる子ちゃんのことわざ教室
3番目は「ちびまる子ちゃんのことわざ教室」を、おすすめしたと思います。
続編も出ています。
さて、数フレーズ紹介します。
昔、江戸の町には、江戸に多いものとして「伊勢谷稲荷に犬の糞」と言われたほどだったそうです。そのころは犬をつなぐ習慣がなかったため、野良犬だけでなく、飼い犬も町中をうろつき回ってました。
仏教の考え方のひとつに、人は死んだ後に生まれ変わり、姿を変えて、又この世に戻ってくるというものがあります。多生の縁っていうのも仏教のこの教えにもとづいた考え方。現世でのちょっとしたふれあいも前世からの縁があったからだ、ということからだそうです。
自分の方から進んでやったことではないものが、いつの間にかよい行いになること。
私事ですが、今年の夏の家族旅行は、長野に行ったんです。「善光寺が出てきたよ!」息子も大喜びです。
庇って何?言葉の勉強にもなりますね。
筒井順昭以外にもう一つの方の由来を紹介します。江戸時代に、ある男が妻を離縁した。米を食べず木の実を食べる「木食(もくじき)」という修行を行い木阿弥上人と尊敬された。だがそのうち妻の元に帰ってしまったので「元の木阿弥」と皆があざ笑った、という説もあるそうです。・・・それもちょっとかわいそうなお話です。
ことわざを漢字一字で表現すると「諺」と書きます。言葉を飾ったり、お化粧する、という意味です。又「言技」とも書きます。こちらは文字通り「ことばの技」という意味です。
ことばの持つ楽しさが味わえる本です。
ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ
シリーズ紹介です。
- ちびまる子ちゃんの読書感想文教室
- ちびまる子ちゃんの読めるとたのしい難読漢字教室
- ちびまる子ちゃんの語源教室
- ちびまる子ちゃんの敬語教室
- ちびまる子ちゃんの短歌教室
- ちびまる子ちゃんの表現力をつけることば教室
- ちびまる子ちゃんの表現力をつけることば教室 2
- ちびまる子ちゃんの文法教室
- ちびまる子ちゃんの古典教室
- ちびまる子ちゃんの似たもの漢字使い分け教室
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