コラム

幼児期の「子供の本音」教えます。

小学生,通信教育,比較


長女から学びました。

うちの長女が、小学校3年生ぐらいの時の話です。
夏休み明けの9月の午後。

 

その日は、私が会社が休みで、近所に買い物に出ていました。
その帰り道、ちょうど学校帰りの長女を見つけました。
長女は、女の子のお友達Aちゃんと一緒に、下校していました。
Aちゃんとは、家が近所なので、クラスは違っても、たまに登下校する仲です。

 

ただ、Aちゃんは、普段からちょっと意地悪なところがあるらしく、長女も、「こんなことあった」「こんなことされた」的な話を、よく母親に愚痴ってました。

 

私が近づき、挨拶を交わして、3人並行して歩きました。

 

道すがら、夏休みの話になりました。
Aちゃんが、長女に話を向けてきました。
「夏休みどっか行った?私は今年も沖縄行った。」

 

 

Aちゃんの家庭では、毎年夏休みは、沖縄に一週間くらい行くそうなんです。
今年も、家族旅行に行く事は、Aちゃんのお母さんから、うちの奥さんも世間話で聞いていました。

 

うちも、年に2回位は旅行に行きます。
ただ、何分、子供は3人ですし、経済的なお話もありますから、まあ割と、近県だったりするするわけです。その年、どこに連れてってあげたかはもう覚えておりません。

 

で、Aちゃんの問いに答えるべく、どこに行ったか思い出そうとしたんですが、それより前に、私の脳が拒否るんです。
長女を前に、こんなところで、私の稼ぎの少ないことを責められるとは思ってもみませんでしたから。
大人である私の前でもよく言えるな、と思いました。
もちろん、Aちゃんも悪気はなかったと思います。

 

 

そうしたら、長女が答えました。
「うちは、パパとママにいっぱい遊んでもらった。」

 

答えとしてはピントがずれているんですが、

 

Aちゃんが言いました。
「いいなー、うちのパパとママは、ずっと私の写真撮ってる。一緒に遊んでくれない。」

 

 

 

Aちゃんの家は、もう高校生になるお兄ちゃんが一人います。
ですから、ご両親も、まだ小さいAちゃんが可愛くて可愛くて仕方ないんでしょうね。

 

ちょっと長女が、頼もしかった瞬間でした 。

 

 

実は簡単な事です。

うちの子供達、車に乗るのが嫌いなんです。
長男は、匂いがイヤだ、って言います。
かといって、体調を崩したりはしませんので、家族5人で移動するのはもっぱら自家用車です。
所有している以上、割安じゃないですか。

 

で、たまの休みには、 50キロ、 100キロ先の 遊園地や動物園など連れて行くんですが、実は、それほどありがたがっていないんです。

 

親は、わざわざ連れてきてあげた感ありますよね。
例えばですが、休み明けにホームルームなんかで、「休み中どっか行った人」なんて、学校の先生に聞かれたりするじゃないですか。
“その時、恥ずかしくなく言えるでしょ”
的な感覚ってありますよね。

 

これって自己満足です。
見得です。

 

子どもたちは、 家族みんなで遊びたいんです 。
ですから、本当は近所の公園でいいんです 。
移動時間も少ないし、その方がいっぱい遊べるんです 。

 

 

小学校高学年以上になってくると、また話は違うんでしょうけど、この話はあくまでも幼児期の話です。

 

ですから、あなたも、お子さんといっぱい一緒に遊んでください 。